はじめに
2025年3月3日、Indian Yoga Association(インドヨーガ協会)の第4回全国州支部会議(ナショナル ステート チャプター コンクレイヴ)が開催されました。今回はそちらのイベントに参加した時の様子をレポートさせて頂きたいと思います。ちなみにクンブメーラーから帰宅して約2週間後でしたが、IYAスタッフからの直々のお声掛けもあり参加することにしました。飛行機であればヴィシャーカパトナムとデリー間も2-3時間で移動することができます。


デリーのIYA本部
会場はニューデリーにあるIYA本部でした。IYAオフィスはメトロのITO駅から徒歩5-10分ほどのAnuvrat Bhawan というジャイナ教の福利厚生施設内にあります。
今回は前日入りしIYAの手配してくれたITO駅近くのIndian National Science Academy (INSA) というサイエンス・アカデミーの宿舎に宿泊しました。庭が丁寧に手入れされており、また食事もサトヴィックで野菜たっぷりで良き滞在場所の確保に感謝です。



開会式
今回のコンクレイヴのテーマは「現在と未来」(The Present and Future)です。さて開会式には、IYA会長のハンサ・ヨーゲーンドラ女史(Maa Dr Hansaji Yogendra)、イーシュヴァラ・バサバラディ氏(Dr Ishwar Basavaraddi)、MDNIY現所長のカシナート・サマガンディ氏(Dr Kashinath Samagandi)、IYA理事会メンバーのH. R. ナゲーンドラ氏(Dr H. R. Nagendra)、クンダン・レーカ 氏(Dr Kundan Rekha)、そしてIYA事務総長のスボード ・ティワーリー氏(Shri Subodh Tiwari)が出席しました。また夕方には総裁のシュリーシュリーラヴィシャンカル氏(Gurudev Sri Sri Ravi Shankar)も登場されました。


私は贈呈のショールや賞状を渡す係を任命されVIPの面々の間近に待機。少し間違えながらも、どうにかお役目を果たすことができました。
ハンサ女史は親しみやすいお人柄で、挨拶をするときも一人一人の名前を聞いてくださいました。私も初めて挨拶させていただきましたが、「インドの洋服バッチリね、似合ってるわね」と褒めていただきました。


コンクレイヴでのトピック
この会議では、クンブメーラーでのIYAヨーガキャンプの報告、IYAモバイルアプリのリリース、州支部代表会議、ヨーガヴァーニ(Yogavani)紙の発行、Yoga Chikitsa (ヨーガ・セラピー)を提供できる人材養成のための教育基準となるシラバスの公開など、多くの進展がありました。


クンブメーラーでのIYA主催キャンプの開催については、IYA会長のハンサ女史からの発案もあってのこと。色々ありましたが、最終的に大成功となり、さらに結束も強まった感じがあります。またスタッフとしての活動についての表彰もあり、有難いかぎりでした。


IYAモバイルアプリのリリース
IYAモバイルアプリのリリースは、今回の全国集会の一つの目玉でもありました。TATAの福利厚生の枠組みで、IYAアプリを利用してヨーガインストラクターを探し、クラスを受けられる仕組みになっているようでした。


まだアプリ内へのインストラクターの登録などは進行中といったところですが、ぜひIYAメンバーの方は登録されると良いと思います。
アプリのリンクはこちら:
Andoroid:https://play.google.com/store/apps/details?id=in.yogaiya.iya&pcampaignid=web_share
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/iya-indian-yoga-association/id6740245850?l=en-US
活発な州支部代表者会議
州支部代表者会議では、スボード氏が司会進行役を務め、非常に活発な議論が繰り広げられました。IYAとYCB(Yoga Certification Board)の連携や、中央政府との繋がりだけでなく、州政府単位の繋がりも強化していこうとの話がありました。




レクリエーションを担当
私はこの日のイベントでヨーガクンブでもお世話になったSubbuさんと一緒にレクリエーションの時間を担当することになりました。Subbuさんがゲームとヨーガのコンセプトを掛け合わせたKrida Yogaで場を盛り上げてくれたお陰もあり、私のIYAクイズも皆さん積極的に参加してくださり愉しい時間となりました。


総裁のシュリーシュリー・ラヴィ シャンカール 氏も登壇
夕方にはIYA会長であるシュリーシュリー・ラヴィ シャンカール 氏(Gurudev Sri Sri Ravi Shankar)も参加される豪華な全国支部会議となりました。ただ私は今回フライトの関係でシャンカール氏には会えず、次回のお愉しみとなりました。


おわりに
インドのヨーガが社会の枠組みの中で益々その存在感を増していることを肌で感じています。今年のIDYはAyush省とIYAの合同会議もあり、官民一体のヨーガ改革がさらに加速していると感じます。また私の所属するアーンドラ大学のヨーガ学科長もIYAのライフメンバーに加入。今年はIYAとアーンドラ大学の合同企画でIDYの祝賀の話が進んでいます。
日々色々な変化/変容が起こっていますが遅れを取らぬよう、この動向を引き続き注視していきたいと思います。

