インドヨーガ協会/IYAのメンバーシップには、個人加盟と機関/団体加盟の2種類のメンバーシップ制度があります。それぞれを簡単に解説していきたいと思います。
個人加盟のメンバーシップについて
個人加盟のメンバーシップには3種類のカテゴリーがあり、それらは以下3種です。
ちなみに、どれも更新料や期限はありません。入会費のみで加入できるメンバーシップとなります。ここから1つずつ説明していきたいと思います。
- ヨーガ・ボランティア・メンバー/YVM(Yog Samarthak)
- 個別の会員番号(ID)と会員証が発行されます。
- 月刊ヨーガ冊子『Yoga Vani』(電子版)※が無料で送付されます。
- IYA提携センターとの合意に基づいて、IYA提携センターの出版物の割引が受けられます。
- 選出されたYVMはIYAボランティアとして様々な政府・非政府機関で推薦が受けられます。
申し込み条件
特に条件はありません。
費用
インド国籍とSAARC※の方250ルピー/外国籍の方100USドル
※南アジア地域協力連(South Asia Association for Regional Cooperation)
※『Yoga Vani』は毎月IYAから電子版で提供されるヨーガ情報誌です。IYAの活動、州チャプターの活動、IYA加盟機関の活動、最新のヨーガ関係の研究結果、コラムなどが掲載されています。
2. ヨーガ・プロフェッショナル・メンバー/YPM (Yog Prashikshak)
- IYAのイベントでヨーガの著名な指導者と交流の機会を持つことができます。
- 個別の会員番号(ID)と会員証が発行されます。
- 月刊ヨーガ冊子『Yoga Vani』(電子版)が無料で送付されます。
- IYA提携センターの出版物の割引が受けられます※
- IYA提携センターとの合意に基づいて、IYA提携センターの出版物の割引が受けられます。
- IYA提携センターとの合意に基づいて、IYA提携センター主催イベントの割引を受けることができる。
- 選出されたYPMは様々な政府・非政府機関において、IYA加盟ヨーガ指導者として推薦が受けられます。
申し込み条件
IYA加盟機関/団体にて指導者養成コース、 ディプロマ、学位、修士、博士の修了やIYA加盟機関の相当するコースを修了していることが望まれる。メンバーシップの登録には修了証のコピー(PDF)が必要です。(適宜条件が変更されることがあるので、詳細はお問い合わせください)
費用
インド国籍とSAARC※の方1000ルピー/外国籍の方250USドル
※南アジア地域協力連(South Asia Association for Regional Cooperation)
3. ライフ・メンバー/LM(Ajeevan Sadasya)
- IYAのイベントでヨーガの著名な指導者と交流の機会を持つことができます。
- 個別の会員番号(ID)と会員証が発行されます。
- 月刊ヨーガ冊子『Yoga Vani』(電子版)が無料で送付されます。
- IYA提携センターとの合意に基づいて、IYA提携センターの出版物の割引が受けられます。
- IYA提携センターとの合意に基づいて、IYA提携センター主催イベントの割引を受けることができる。
- 様々な政府・非政府機関においてIYAライフメンバーとして推薦が受けられます。
申し込み条件
ヨーガ分野への貢献によって推薦された方のみが応募可能です。
費用
インド国籍とSAARC※の方10,000ルピー/外国籍の方1,000USドル
※南アジア地域協力連(South Asia Association for Regional Cooperation)
上記3種類以外に、エミネント・ヨーガ・プロフェッショナル(Manaad Sadasya) というヨーガ分野の功績により執行委員会/ECから選ばれたメンバーが該当するメンバーシップがあります。
- 個別の会員番号(ID)と会員証が発行されます。
- 月刊ヨーガ冊子『Yoga Vani』(電子版)が無料で送付されます。
機関/団体加盟のメンバーシップについて
機関/団体加盟のメンバーシップについてはインドヨーガ協会/IYAの中核を担うメンバーインスティチュート(MI)、そしてインドヨーガ協会に賛同し提携するインド国内のアソシエート・センター(AC)または、インド国外のインターナショナル・アソシエート(IA)という分類があります。
アソシエート・センター(AC)とインターナショナル・アソシエート(IA)
アソシエート・センター(AC)やインターナショナル・アソシエート(IA)は、以下のすべての活動をIYA加盟機関として行うことができます。
- 各種プロジェクトの企画と運営
- メンバーシップ事業
- イベント開催
- スタディーセンターとしての機能
- スキルトレーニング活動
- 試験活動
- 物販
該当するセンターの形態
中央政府管轄 /州政府/公的セクター/民間/自治体/トラスト/組合/合同事務所など
費用
招待または申請とインド国籍の機関/団体25,000ルピー(AC)/外国籍の機関/団体1,000USドル(IA)の費用がかかります。1年後に監査/更新がありますが、費用は入会費のみで追加費用はありません。
現在インターナショナル・アソシエイトは12団体(2023年9月2日時点)、日本初のIYAインターナショナル・アソシエイトは東京ヨーガセンター/TOKYO YOGA CENTERです。(2023年8月22日登録)
メンバー・インスティチュート(MI)
メンバー・インスティチュートとして、以下のすべての活動をIYA加盟機関として行うことができます。
- 各種プロジェクトの企画と運営
- メンバーシップ事業
- イベント開催
- スタディーセンターの設置
- トレーニング活動
- 試験運営
- 活動店舗
申請条件と費用
1. 必要条件:非営利組織として正規に登録され最低10年以上存続している(州/国/団体の場合は5年以上)/国もしくは州レベルにおいて認知されている/古典的なヨーガの流派に従っている。
2. INRs1,00,000/-(またはそれ以上)基金への寄付
メンバー・インスティチュート(MI)は主にインド国内の主要なヨーガ教育機関で、例えばPatanjali Yoga Peeth, Isha Foundatoin, The Art of Living, The Yoga Institute, Kaivalyadhama Yoga Institute, Parmarth Niketan, S-VYASA, Morarji Desai National Institute of Yogaなどのことです。
インドヨーガ協会/IYAメンバーシップ加入の意義
最後にIYAメンバーシップへの加入の意義ですが、インドヨーガ協会の活動や規定するシラバスは、インド政府Ayush省YCB認定インストラクター/ティーチャー/セラピストとして求められる基準と対応しています。またAyush省の示す基準は、WHO/世界保健機関の示す伝統/補完代替医療としてのヨーガ分野の枠組みに組み込まれています。インドヨーガ協会/IYAのメンバーシップに加入することにより、このような世界的方向性(WHO/Ayush省/YCB/IYA)の枠組みに参入することになり、今後のヨーガライフへの方向性と基盤が明確になることでしょう。
過去10年遡ってIYA加盟機関でトレーニングコースを修了した方は、FRPL/Foreign Recognition of Prior Learningというシステムを使って、取得したコース修了証をIYA発給の修了証にグレードアップし、同時にIYAメンバーシップへ加入することができます。特にIYAのメンバーインスティチュート(MI)であるKaivalyadhama Yoga Institute, S-VYASA, Yoga Point などで過去にトレーニングコースを修了している方は必見です。申し込み方法の詳細をこちらで紹介しています。