YogAndhra2025へ向けて:アーンドラ大学ヨーガ学科の挑戦と貢献

インドでヨーガの博士課程

はじめに

2025年6月21日のYogandhra-2025、第11回国際ヨ—ガ・デー(IDY)の成功に向けてアーンドラ大学ヨーガ学科(Dept of Yoga & Consciouesness)は、キャンパスを挙げた取り組みを行いました。今回は、この1ヶ月間にわたるアーンドラ大学、およびヨーガ学科の挑戦と貢献を振り返りたいと思います。

学長レベルでのミーテイング

約1ヶ月前にアーンドラ大学の学長(Vice-Chancellor)主導のミーテイングがありました。このトップ会議でAyush省からの指示ある今後の方針の発表、マスタートレーナー育成プログラム、CYPトレーニング、ボランティアの育成、留学生へのトレーニングなどについての議論が行われました。

AUのVCミーテイングルームでの会議に参加
IDY1ヶ月前のイベントがメイン会場のRKビーチにて行われました。ウォーリーを探せのつもりでみると私も3列目にうっすら写っています(笑)

1,200人のヨガトレーナー育成

アーンドラ大学ヨーガ学科は、IDYに向けて1,200人の学生を対象にマスタートレーナー育成プログラムを実施しました。

トレーナーミーティングでは全員に対してAyush省およびAUヨーガ学部長からのデモンストレーション、正確なアーサナ指導、安全な実践の補助などの実践的なスキルの確認および選抜が行われました。

AU Engineer Collage Ground での最終選抜
Ayush省スタッフによるガイダンス

2,000人以上のCYPトレーナーが育成

32の提携カレッジでは、2,000人以上のCYPトレーナーが育成されました。提携カレッジでは対象者に対して10日間のCYPトレーニングを行い、最終的には全ての学生がアーンドラ大学のキャンパス(Yoga Villlage)に集結しての集中トレーニングも行われました。多くの学生がキャンパスへ集合し若い学生の活気に包まれ、地域全体へのヨーガの波及効果を肌で感じました。

クラスが若い学生さんの熱気で溢れています
記念撮影を行なっている姿も

職員用のプログラムなど

ヨーガ学科の学部長であるK Ramesh Babu教授によりアーンドラ大学の職員へ3日間のCYP集中トレーニングも行われました。職員全体へのヨーガへの興味関心も高まったことと思います。また他にもAUのVC自らが参加するCYPプログラムも開催、キャンパス内でもイベント尽くしの1ヶ月となりました。

職員向け3日間プログラム
AU のVCもCYPに参加

各地でのIDYイベントの開催

週末には多くの場所でIDYイベントが開催されました。イベントごとに学生も参加しサポートに回りました。多くの方と接する貴重な機会となりました。

スポーツコンプレックスでのイベント
RKビーチでのイベント

イベント当日:17,000人の学生とともに

6月21日のIDY当日には、アーンドラ大学からおよそ17,000人の学生がイベントに参加しました。ヨーガ学科の教員およびスタッフも当日を全面的に支援し、この大規模なイベントの運営に貢献してきました。

当日の様子の写真
職員は夏季休暇返上でイベントへ尽くしました

留学生との協働と文化交流

アーンドラ大学では、約160人の外国人学生がIDYに参加しました。留学生チームはメイン会場となったRKビーチのC-2区画に配置され、ナーレーンドラ・モーディー首相のすぐそばでCYPの実習を行いました。

モーディー首相は100mほどのところで実習をされていました
AU留学生の参加の様子

私も今回留学生向けのトレーナーとして日々90~100人の学生にヨーガ指導させていただきました。日本人学生としての視点から、多文化的な交流の促進剤となれるよう努めてきました。

初めてヨーガを体験する学生も多かったのですが、実践を通じて心身の健やかさを感じたと報告してくれました。この件についてはまた別に記事を書きたいと思います。

教育・地域貢献への広がり

この1ヶ月での取り組みは、教育面・地域面にも波及しました。アーンドラ大学のヨーガ学科では毎日午前・午後に一般向けのヨーガ・クラスが行われています。またキャンパス外でもアウトリーチ的にヨーガ普及活動が行われています。このイベントを通じて一般向けヨーガクラスや、2年制のM.A.コースと1年・6ヶ月のPGディプロマコースを受講してみたいという反応が多く寄せられました。

最後に

このようにYogandhraが決まってから怒涛の1ヶ月となりましたが、イベントが無事に成功して何よりだと思います。ヴィシャーカパトナムではIDYの機会を始まりとして、ここからさらなる展開があるように思います。ただ今はどうか皆がそれぞれの達成感とともにゆっくり休めていることを願います。

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