はじめに
さて前回の記事までに、インド奨学金制度の応募、書類審査、合格までの流れをまとめていきました。そして今回はその続きであるスチューデントビザについてです。
先に結果からお伝えしますと、10 月15日(火)に無事スチューデントビザを取得することができました。一悶着やハプニングが全くないわけではありませんでしたが、まずまずスムーズに行けたのではと思います。
ビザのカテゴリー
まずビザのカテゴリーですが、通常ビザ(Regular Visa)の中の、学生ビザ/スチューデントビザ(Student Visa)となります。そのほかの通常ビザには観光ビザ(Tourist Visa/eVisaとは申請方法が異なります)、業務・商用ビザ(Business Visa)、就労ビザ(Employment Visa)、会議ビザ(Conference Visa)、医療ビザ(Medical Visa / Medical Attendant Visa)などがあります。
以前は博士課程の場合にはリサーチビザ(Reserach Visa)という研究活動に特化した種類があったようですが、現在はスチューデントビザ(Student Visa)の小カテゴリーでPh.Dが選択できるようになっていました。
またこれらの場合もeVisaと同じように申請はオンラインのフォームを入力します。私は7月の時点でここまでを済まし、ビザ申請書の印刷したものとパスポートを大使館へ預けていました。私の場合は出発まで3ヶ月と期間があったので手元にパスポートを持っておく選択肢もできたのですが、ビザ発行のタイミングで名古屋から東京のインド大使館へ持ってこなくては行けなくなるので預けておくことにしました。(必要な方は手元に持っておき、郵送/もしくは前日持っていくという手もあるかもしれません・・・)
スチューデントビザの発行時期
基本的にビザは発行日からカウントが始まります。よって発行日は出発日に近いことが推奨され、インド大使館の担当者からは出発の2−3日前を推奨されました。しかしこちらは遠方かつ、不安要素が残るので、出発予定日の1週間前の発行をお願いすることにしました。
ビザの受け取り
ビザ申請自体はすでに7月に済ませていたのであとは受け取りのみです。事前のWhatsAppでの担当者とのやり取りで「10月15日(火)16時に来るように!」との指示がました。当日は時間ぴったりにビザセンター到着です。ちなみにビザの受け取りは平日16:00-17:00のみです。
16時に到着すると既にビザセンターには多くの方が座っていました。私も整理券をもらって自分の番を待ちます。15分ほど待ち自分の番が来ました。
ビザ担当者「あれ?ICCR?」
私「はい、そうです!」
ビザ担当者「ちょっと座って待ってて」
私「はい、分かりました!」
ここから15分が経ち、30分が経ち、45分が経とうとします・・・一度声がかかり「大学からの入学許可証は?」「違う、それじゃない」と言われながらも「うーん、まあいいわ、ちょっと待ってて」と再びひたすら待ちます。窓口奥の上司的な方もチラチラとこちらを見ながら、困ったような硬い表情をしています。ドキドキドキドキ、何か書類が足りないのか???と思い、ビザ担当者とは別にICCR担当者に連絡をするも「大丈夫、手続きは進んでるから」との返答。
待つことさらに数十分、時刻は18時近くになりました。明るい時刻に着いたものの、既に外は真っ暗です。窓口も私を担当してくれている1カ所以外は全てシャッターが閉まり、電気も消されていきます。スタッフも徐々に数名が退勤していきます。このまま忘れられて、明日になってしまうのでは?とすら思わせる雰囲気の中・・・
祝ビザの受け取り
ついにビザ担当者から「タケウチさんーお待たせしました!」との一言が!
ビザ担当者「ごめんなさいね、長くお待たせして」
私「いいんです。大丈夫です!(心の声:いただけるのなら、どれだけでも待ちます!)」
その後パスポート期限や移民局への届出についての注意点などのインストラクションがあり無事にスチューデントビザゲットです。インド大使館を出たらすぐにベンチに座り、じっくり眺めて嬉しさをかみしめました(笑) Multipleビザで1学年で3回出入国ができるビザとなっています。ちなみに奨学金制度の学生は無料でのビザ発給となります。なんともありがたやです。
美しく輝く夜空の月もお祝いしてくれているようでした。
おわりに
さて本日ビザがもらえないことも想定して、東京泊の準備もしていたのでそのまま本日は東京泊へ。さて、出発前の手配は航空券を残すのみとなりました・・・来週出発の予定ですがまだ最寄りの愛知発か、東京発かは未定です。最寄りの中部国際空港でお願いはしているのですが・・・。果たして航空券は予定通り手に入れられるでしょうか・・・?
この日は宿の側の銭湯でゆっくりとお湯に浸かり1日の疲れを癒し、前後の時間で観光も。
日本を満喫して、来週からのインドでの「七転八倒」、「山あり谷あり」、「天国と地獄」に腹を括っていきたいと思います。この件続く・・・