インドでのサバイバルにエアコン購入

インドでヨーガの博士課程

はじめに

さて、クンブメーラーから帰還しあっという間に3月となりました。北インドデリーはまだ朝晩は上着が必要な気候でしたが、南インドでは夏が始まっていました。気温はすでに30度越の日々が続いています。

さらにヴィシャーカパトナムは海岸沿いの地域なので湿度が高く、空は晴れていても湿度が80%を超える日もあります。噂には聞いていましたが、日本では体験したのことのない蒸し暑さです。夜もあまり気温が下がらないので、寝汗ぐっしょりという日もあります。これでは睡眠の質も低下。勉強や研究活動もはかどりません。

意を決してエアコン購入へ

そこで今回は意を決してエアコンを購入することにしました。ちなみにエアコン利用者はこちらの寮の80部屋の中で2-3名程です。経済的な理由ももちろんですが、アフリカ系の方は暑さに強いというのもあるようです。エアコンはインドで定番の家電量販店Cromaでお店の方もイチオシのHaierのものを購入しました。Cromaはアフターケアが良いことで寮生の間でも有名です。

エアコンの値段は約35000ルピー(2年間の保証付プラン)、エアコン取付け工事費は約3000ルピー(内必要物品購入900ルピー)、メーターや配線工事は8000ルピー(必要物品約6000ルピー)となりました。

最終合計金額46000ルピー(日本円にて約8万円)と女子寮に住んでいながら貴族のような買い物です。しかし悩んだのも束の間、生き延びる為の必需品に投資することにしました。

お馴染みの許可証取得

エアコンも寮生は寮長の許可が必要です。エアコン購入希望の旨をレターに書いて寮長に許可を貰いに行きます。寮長は「Enjoy temperature 」と笑顔で快諾してくれました。

エアコンの取り付け

まずは業者の方がエアコンの取付けを行ってくれます。日本の住居のようにエアコン用の穴が空いていないので、ドリルで壁に穴をあけるところからはじました。物凄い騒音が響くとともに、部屋中が土埃で覆われます。突如鳴り響く騒音、ラマダーン、試験、暑さなどが重なり、他の生徒から「うるさい!」とクレームが来て冷や冷やしながらもどうにか工事完了です。

脚立がないからと商品の室外機の上に乗り作業をしています、笑
日本のようにAC用の穴がないので、大きなドリルで壁に穴を開けます、、、

しかしまだエアコンは利用できません。エアコン利用のための電気利用は別料金なので、その為のメーター設置、配線工事が入ります。材料をスタッフと購入にいき、約4時間の大掛かりな配線工事を行ってくれました。

おわりに

工程は大変ではありましたが、エアコン設置後の部屋は地獄から天国へと一変、何とも快適な環境となりました。ヨーガの呼吸法で暑い夏もラクラク、と言いたいところですが、無理せずテクノロジーも併用です。これでインドの夏も問題なく過ごせそうです。

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