大学寮の確保までの道のり

インドでヨーガの博士課程

はじめに

みなさん、こんにちわ。今週もインド・アンドラプラデーシュ州の地で1人でどうにか生き延びています。実は先週末から下痢を数日していましたが徐々に回復してきたところです。こちらに到着し2週間以上が経過したところです。日々大きなトラブルというほどではないですが、様々なことは起こります。土地の風土・気候・文化に対する不調和や葛藤はじわじわと溜まるものですね。そういったものが、下痢となって現れたのではないかなと思います。これも最適化へのプロセスかなと思っています。

寮について

さて、今週は寮の部屋確保に翻弄させられる1週間となりました。というのも、アーンドラ大学では今年度から多くの留学生を迎え入れており、寮の部屋が不足する事態が起こっています。ちなみに留学生は、ウガンダなどのアフリカ系の方が目立ち、アフガニスタン、バングラディッシュ、ベトナム(僧侶、尼僧)など、この他にも多くの国から学生が来ています。通常はアーンドラ大学では留学生には基本的に個室が与えられるところ、今年はどの学生も1人部屋を2人で利用したり、2人部屋は4人以上で使用していることもあります。また基本的にシェアをする場合も同じ国同士の学生が一緒になるとのことですが、今年は人数の関係でそのような対応もままならない状況とのこと。ただアーンドラ大学では日本人留学生を受け入れることが初とのことで、私には特別にゲストハウスを準備していてくれました。これは心より感謝しています。

ゲストハウス生活

到着日にはゲストハウスは一時的で2−3日の滞在でその後は寮に移るとの話でした。ゲストハウスでの生活は、エアコン、シャワー・トイレ、Wifiがについていて、さらにベランダからビーチが一望できるとても贅沢な環境です。それなりのゴージャスな環境に当初は大満足でしたが、中長期になってくるとキッチンや冷蔵庫がなかったり(寮では1人1台)、他の学生と離れているので孤独だったりと、不便さやマイナス面も徐々に出てきます。

寮オフィスとの交渉

様々な手続きがある程度目処が付いてきたので、今週は寮オフィスとの交渉がメインイベントとなりました。(もちろん他にも細かなことは色々・・・)。

先週末に「来週寮を出る生徒がいるからあと2−3日で移動」との連絡をもらっていたので、今週火曜日か水曜日が当初の引越し予定日でした。少し遅れたものの水曜日には寮オフィスからも「Confirm」と言われ、翌日の移動に向けて準備万端の状態です。

ただそんな水曜の夜に尼僧Hyさんからの情報で「同じ国の学生が既に部屋に移動している」との情報が。今回国へ戻る生徒はウガンダの学生で、新たなウガンダの学生さんが既にその部屋に移動しているとのことでした。そして寮母さんとウガンダの学生が衝突し(この時点では翌日私が移動する予定だったため)、大声での喧嘩が何時間にも及んでいるとのこと。確かに想像できるような状況です。ここからオフィスとも様々なディスカッションがあり(中略)、結局その部屋はウガンダの学生さんへ与えられることになりました。むしろ今回のこの興奮した状況で部屋を貰うなんて怖いなと思っていたので、一瞬で同意です。

ゲストハウス近くの小さな学食 朝から笑顔でオープンしてくれています
イドゥリー15ルピー

次のチャンスを狙うも・・・

さて次のチャンスを伺うことになるのですが、今回のケースを通じて学生側も「友人の部屋が空く場合は移動することが可能」というケースを認識しています。寮長の電話番号がグループメールで回覧され、部屋が空く情報が入った瞬間にコネのある生徒が直談判の電話を入れるというルートが確立されました(笑)この点ではこちらは圧倒的にコネが弱い状況ですし、むしろそこに割り込むことにやや抵抗も感じるところです。

新たな案が浮上

ゲストハウスの滞在も15日が経過し、手続き的にもゲストハウスの滞在延長、もしくは寮への引越しに合わせて寮長からのレターを再発行してもらう期限が来ていました。そこで私も連日寮のオフィスへ出向き、今後について寮長を話をする必要がありました。

ただ状況としては、寮は満室、次のチャンスがあるまで待つ必要があるという状況は変わりません。ただここで「実は倉庫になっている部屋が一室ある」という情報が入ってきたのです。仲良くしてくれている寮オフィスの女性スタッフからのコソコソ話の提案でした。インドではこのようなコソコソ話の情報が必須で、これがないと基本的に埒があきません。

しかもその部屋は日当たりが良く、ある意味寮での最高の物件に相当します。もうこれは頼んでみるしかない!とのことで、寮長に「倉庫になっている部屋があると伺いました。どうかその部屋を頂けないでしょうか?」とお願い。当初かなり渋い感触でしたが「確認してみる。」との返事を頂きその日を終えました。女性スタッフとは、他のスタッフにバレないようにお互いウインクで合図し合いながら、Good Luckを祈るばかりです。

寮長からの返事

さて、前日夜にオフィスから連絡が入り、今週土曜日(11月16日)10時過ぎにオフィスへ向かいます。(今週はほぼ連日通うことになりました)オフィススタッフへ聞くと、他にも1部屋空きが出たとの情報です。正直倉庫になっている部屋Room No1の条件が良すぎて、比べてしまうと他の部屋はイマイチなので内心どちらになるのかドキドキでした。寮長からの言葉は「君はこの間Room No1の部屋がいいと言っていたね。君をそこに移動させることにした。しかし清掃が必要だから数日待って。」とのこと!寮長の神対応に感謝感謝です。ただし「移動は明日かも知れないし、月曜日かもしれない」とのことで、終始スタンバイしながら、結局連絡はこず移動は週明けになりそうな状況の今週末です。

さいごに

今週は毎日が引越し準備万端状態で過ごす日々。弱いなりにもWifiが使える今のうちにできる作業をこなし、来週に備えたいと思っています。さて来週は遂に寮の移動に辿りつけるのか!?、そしてデパートメントとも色々と確認しなくてはいけないことがあります。大学という場所は人間関係、上下関係、地位や名誉、結構色々大変だということをここ1−2週間で学んでいるところです。賢く、巧く生き抜くスキルが必要です。Yogaḥ Karmasu Kauśalam

色々ある時こそクリヤー・ヨーガで鎮静化。極力余分な緊張を抜くことに徹しています。あと数週間でオンラインクラスも再開できればなと思っています。日本も本格的な冬になってきているところでしょうか。どうかお体ご自愛くださいね。

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