はじめに
みなさん、こんにちは。日本は節分と立春により春に向かうところですね。私のいるヴィシャーカパトナムは短い冬が終わり、日中は汗ばむほどの暑さが戻ってきました。さすが南インドという感じです。
さて、今週からとうとうクンブメーラに参戦予定です。デリーに移動してインドヨーガ協会(IYA: Indian Yoga Association)のオフィススタッフと再会を果たしました。オフィス到着時に、これでもか!というほどのナイスタイミングでSGスボードジーとすれ違うことができました。再会のハグとプラヤグラージでの再会を硬く約束し一旦お別れです。
デリーでのミッション:2000ルピー札を500ルピー札に両替!
デリー滞在中、どうしても達成したいミッションがありました。それは 2000ルピー札を500ルピー札に両替すること です。
2000ルピー札の流通停止は、モーディー政権のもと、2023年5月19日にインド準備銀行(RBI)によって発表されました。 当初、市中銀行での交換や預金の期限は2023年9月30日までとされていましたが、実際には 2023年10月7日をもって終了 しています。この廃止の背景には、汚職や不正資金の撲滅を目的とした段階的な削減があり、モディ政権の金融改革の一環として進められていました。

ただ流通停止から1年以上経過した2025年2月現在でも、インド準備銀行(RBI)の限られた支店でのみ両替が可能 とのこと。そこで今回は、手持ちの2000ルピー札を500ルピー札に両替するというミッションに挑戦してみました!もしまだ2000ルピー札がお手元にある方が見えたら参考になれば幸いです。
インド準備銀行(RBI)とは
インド準備銀行(Reserve Bank of India)は日本で言う日銀のようなインドの中央銀行です。今回2000ルピー札の両替を行うために向かったのは、インド準備銀行(RBI)のデリー支店です。RBIデリー支店のあるエリアは、ニューデリーの官庁街に位置し、インド政府機関や主要な金融機関が集まる中心地 です。周辺には、インド国会(Parliament House)やコンノート・プレイス(Connaught Place) などのランドマークもあり、アクセスしやすいロケーションとなっています。


RBI デリーでの両替プロセス
両替には 合計4つのカウンターを通過 する必要がありました。敷地内での写真撮影は禁止されていましたが、その流れを簡単に紹介したいと思います。
① ゲートでの確認 & セキュリティチェック
RBIの建物に到着すると、大きなゲートが2つあり、入り口では 要件の確認 と パスポートの有無 について質問されました。しかし、「2000ルピーの両替希望」と伝えると、特に問題なくすぐに通してもらえました。まず セキュリティチェック を受けた後、最初のカウンターへ。
② 受付カウンター(ID発行)
ここでは 両替申請フォームの記入 があります。
・記入項目:氏名、パスポート番号、ビザ番号、ビザの種類、インド入国日、出国予定日 など。
・カウンターでの写真撮影 もあり、まるで空港のイミグレーションのような手続きでした。
「ここで両替できるのでは?」と思いきや、インドはそんなに甘くありません(笑)。写真撮影後、その画像をもとに 訪問者用のIDカードが発行 され、ようやく銀行の敷地内へ進むことができました。
③ 2番目のカウンター(両替希望の確認)
大きな敷地内を歩き、建物の反対側にあるカウンターへ。
・ここでは改めて両替希望額や現金の提示を求められます。
確認後、次のカウンターへ案内されました。
④ 3番目のカウンター(書類チェック & スタンプ)
少し薄暗い部屋にある3番目のカウンターへ進むと、 追加のフォーム記入 が必要でした。
・記入内容:氏名、パスポート番号、ビザ番号、現住所、電話番号など。
・記入後、窓口で書類のチェックを受け、 スタンプが押されます。
「これで両替できる?」と思いきや… まだでした(笑)。
⑤ ついにRBI本館へ!
スタンプ付きの書類を持ち、ようやくRBIのメインエントランス へ。 訪問者用IDカードをかざし、内部へ入館します。 荷物チェック を再度受けた後、銀行の巨大なホールへ進みます。
中に入ると、まるで映画のワンシーンのような荘厳な雰囲気のホールが広がっていました。訪問者は10名ほどで、とても静かです。
⑥ 4番目のカウンター(ついに両替!)
大きなホールのほぼ端にあるカウンター2というところに案内され、
・スタンプ済みのフォームと現金を提出し、500ルピー札への両替が完了!
両替プロセスでは、現金の確認が 機械+手作業で約8回 行われました(笑)。さらに「帰る前に必ず枚数を確認せよ!」との掲示もあり、念のためその場で最終チェックを済ませました。
最後に 最初のカウンターへ戻り、訪問者用IDカードを返却 して全ての手続きが完了です。
両替プロセスまとめ
・セキュリティチェック → 受付カウンター(ID発行) → 2番目のカウンター(希望額確認) → 3番目のカウンター(書類チェック & スタンプ) → メインホール → 4番目のカウンター(両替) → 終了。
・所要時間:約40分(スムーズだったものの、4つのカウンターを通過するので時間はかかる)
・ 敷地内の見学ツアーも実施されていましたが、写真撮影は禁止となっています。
ミッション完了後のご褒美ランチ
せっかくデリーに来たので、両替後は お気に入りのレストラン「Triveni」 でちょっと贅沢なランチを楽しみました。後から考えると、「Triveni(トリヴェーニ)」という名前は、クンブメーラの開催地にある3つの聖なる川の合流点 を意味する言葉。まさにぴったりの場所でした。



クンブメーラへの出発延期?!
さらに、ファブインディアのアウトレットでクンブメーラ用の白クルタ などを調達し、オフィスへ戻ると… 「電車のチケットが確定していないので、明日の出発が延期になるかもしれない」 との情報が!
まさかの IYA(インドヨーガ協会)主催クンブメーラで、主催スタッフの現地入りが遅れるかも? という事態(笑)。5日の夜行列車の予定が 6日の昼便に変更になる可能性があるとのこと。イベントの初日は7日でギリギリ間に合うかなというところです。前回スタッフで入った時の前日のバタバタ、徹夜作業が走馬灯のように蘇ります(汗笑) ちなみに唯一現地入りしているスタッフ一人は発熱でダウン中…。とはいえ、何とかなるはずなので、流れに任せようと思います(笑) オフィススタッフもあまり焦ってはいないようです(笑)
さて次回は クンブメーラの現地レポートをシェアできることを楽しみにしています!本日もありがとうございました。