はじめに
みなさん、こんにちわ。ヒンドゥー教最大の祭典クンブメーラーから無事に帰還いたしました。インドと関わり始めて10年以上が経とうとしていますが、改めて言葉では言い尽くせないような経験となりました。少しずつではありますが、ブログにも記録、共有を兼ねて記載していきたいと思います。
クンブメーラーとインドヨーガ協会主催のヨーガクンブについてはこちら
クンブメーラーへ行くことに
そもそもクンブメーラーにスタッフとしての参加が決定したのも、2ヶ月前の2024年12月のKaivalyadhama Yoga Instituteで開催されたカンファレンスに参加した時でした。KdhamのCEO兼IYAのSGであるスボードジーに「クンブメーラー行を検討している」と話したらスタッフとして来ないかとお声が掛かったのです。そこからトントンと話が進み、気付けばIYAスタッフとして10日間のヨーガクンブを含む12日間をクンブメーラーの開催地プラーヤグラージで過ごすことになりました。
前後はデリーのIYAスタッフと同行し、インドの方により近い感覚でクンブメーラーに接することができたのではないかと思っています。
大学での許可証取得
クンブメーラーへ行くという決意はしたものの、その為に大学の許可を取ることが一苦労でした。通常の許可証に必要なのは学部長と寮長のサインの2つなのですが、今回はそれにプラスして留学生担当DeanOffice長、さらにその書類がICCR本部まで回されるという最高レベルの許可ステップを踏むことになりました。

しかしインドヨーガ協会のスタッフと同行、オーガナイザーとしての出向、またヨーガ分野のPh.D生としてクンブメーラーへ行くことは歓迎されたため許可自体は滞りなく、「十分に気をつけるように」と前向きに見送ってくれました。
デリーのインドヨーガ協会(IYA)オフィスへ
まずは大学のあるヴィシャーカパトナムからインドヨーガ協会(IYA)本部のあるデリーへの移動です。オフィスに着くと偶々スボードジーとバッタリ面会!という幸先の良いスタート、そして一昨年一緒に働いていたバーヴァナさんと、新しいスタッフのバビタさん、そしてAnuvrat Bhawanのスタッフが温かく迎えてくれました。オフィスではクンブメーラーに向けて最終調整、終始電話が鳴り響いているような状況でした。


一筋縄ではいかないインドの旅
さてクンブメーラーに行くための電車予約は済んでいるはずですが、なんと出発前日に「チケットがまだキャンセル待ちだから予定日にいけないかも、今調整中だからまた言うね。」とのこと。主催スタッフの電車予約が確定していないというのもインド的です、笑。
予定の電車は夜行列車だったのですが、最終的に当日お昼の12時過ぎに予定通り行くことが確定しました。ただスタッフは4人ですが、席は2つとのことで夜行列車のベッド席を仲良くシェアしながら向かうことになりました。
夜行列車のため集合は夜8時、少し早く到着したのでチャイを飲みながらスタンバイです。皆でインド式ポーターを活用し、体力温存方向で列車へ向かいます。



2等席なこともあり大きな混雑もなく、予定通り夜9時過ぎに列車に乗り込むことができました。周囲は同じような境遇の方も多いようで、私たちと同じようにベッド席をシェアしている方がちらほら見えました。


プラヤーグラージ到着
熟睡とはいかないまでも、ウトウトしながら早朝4時頃にプラヤーグラージ駅到着です。現地は予想以上に寒く、電車から降りると一気に目が覚めました。


現地までのリキシャーを駅前で確保、通常の何倍もの料金を言われて憤慨しながら乗り込みましたが、結局大渋滞で通常は20-30分程度の道を1時間半以上かけて移動することになったので金額も妥当であるようにさえ思えてきました。また完全に道が封鎖される日もあるため、リキシャーも進んでいるうちは幸運に入ります。


そのままでも十分寒い早朝に、さらにリキシャーで風にビュンビュン拭かれ、みんな体は凍えています。ダウンジャケットを用意してこなかったことを後悔しつつも先に立たず。おしくらまんじゅうのように他のスタッフとくっつきながらその場を凌ぎます。喧騒の中少しずつ進み、世が明ける前に無事到着!IYAのロゴの入ったゲートを見て、なんだか安心感を感じました。

到着後は一旦休憩、時間と共に気温も上がりホッと一息です。一緒に朝食を食べて、エネルギーチャージをしてから会場準備を進めます。


さてここからヨーガクンブの始まりです。続きは次の記事にて。