Yoga Certification Board/ヨーガ教育委員会(YCB) オフィス訪問

インドヨーガ協会/IYAインターンの様子

今回はインドニューデリーにあるYoga Certification Board/ヨーガ教育委員会(YCB)の簡単な紹介、YCB試験を運営するPrCBについて、そしてIYA PrCBスタッフと共にYCBオフィスへ訪問させていただいた時の様子をレポートしたいと思います。

Yoga Certification Board/ヨーガ教育委員会(YCB)とは

Yoga Certification Board/ヨーガ教育委員会(YCB) によるヨーガ教育能力検定試験についての詳細記事はこちら

インド政府のAyush省傘下に設立されたYCB(ヨーガ教育委員会)は、ヨーガ分野の検定試験を運営する政府機関です。YCBは、ヨーガ指導者が自らのスキルや能力に合わせてレベルを選択できるよう、さまざまなレベルやカテゴリーの検定試験を提供しています。

YCBが認定する資格は広範で、ヨーガ・プロトコールからヨーガ・マスター、アシスタント・ヨーガ・セラピストからヨーガセラピー・コンサルタントまで多岐にわたります。YCBは新たな検定レベルの導入に努めており、これによりヨーガが従来以上にキャリアオプションとして普及する手助けとなっています。認定を受けたヨーガ指導者は、世界中でより良い仕事の機会を得ることができます。また、YCBはヨーガをセラピーとして実践する指導者にも認定証を授与しています。この検定制度は、経験豊富なヨーガ・セラピーの専門家にプラットフォームを提供するだけでなく、ヨーガをセラピーのツールとして広める役割も果たしています。YCBの認定資格はヨーガの実践と指導における標準化と質の向上をもたらし、長期的には健康的なライフスタイルへのヨーガの適切な普及を促進します。

ーーー中略ーーーー

トレーニングを受けた専門のヨーガ指導者やヨーガ教育機関の存在は、一般の方が適切なヨーガ・インストラクターやトレーナー、ヨーガ教育機関を選択する際に役立ちます。

日本語試訳

https://yogacertificationboard.nic.in/?fbclid=IwAR34KGOSf79qo1YS3BcNLxd7XPCAPVR0TuIz8bJAmwzubaigAV6VRG0cnXg

Yoga Certification Board/ヨーガ教育委員会(YCB) によるヨーガ教育能力検定試験についての詳細記事はこちら

ヨーガ教育能力検定試験/YCB試験を運営するPrCB

そしてこのYCB(ヨーガ教育委員会)の規定するヨーガ教育能力検定試験/YCB試験を実際に運営しているのがPrCB(Personnel Certification Bodies)です。PrCBはインド国内には多数存在し、各PrCBが共通のYCB試験を運営しています。

IYA PrCBもこのYCB試験を運営するPrCBの一つで、2016年に正式に発足しています。IYA PrCBのウェブサイトはこちら

Yoga Certification Board/ヨーガ教育委員会(YCB)オフィス訪問

さて、今回第2期のインターン中ですが、今回デリーの滞在は1ヶ月となります。その間にIndian Yoga Association International Yoga Summit2023という大イベントが控えていることや、その他スタッフ側の事情もありIYA PrCBスタッフとゆっくり話せる機会は1度あれば上等という状況でした。

Indian Yoga Association International Yoga Summit2023の様子のメイン記事はこちら:

IYA International Yoga Summit 2023 (17th-19th, Nov)

インターンとして参加した記事はこちら:IYA International Yoga Summit 2023体験記

そんな中IYA PrCBのスタッフがIYA Secretariat Officeへ訪問してくださり、久しぶりの再会へ。最近の調子は?などしばらく普通の世間話をしていました。

すると、ふとアンキタさんから「Soko,今からあなたを新しいYCBオフィスに連れて行くわ!」と。

「・・・え?今日?今から?」

実はこれ待ちに待っていた展開です。むしろ待ち過ぎて忘れていたくらいなのですが、突然に待望のYCBオフィスへの訪問ができることになりました。

実はIYA PrCBのインターンが始まった5月当初にYCB試験の試験官の条件に該当するとのことで、試験官への応募をしていたのですがその全く返答なく待っていたのです。通常でも申し込みの返信に2-3ヶ月はかかる、YCBスタッフの再編にて混乱中なので待つようとの指示があり、すでに半年が経つところでした。

ここはまたとない直談判のチャンスです。念の為の必要書類を書き集め、準備万端で向かいます。

YCBオフィスは最近移転したとのことで、ニューデリーの大統領官邸であるRashtrapati Bhawanから南へ3.5kmほどの場所にあるVishwa Yuvak Kendra(International. Youth Center)の建物の中にあります。

オフィスの方々へ新オフィス祝いの挨拶や諸々今後の打ち合わせをしてから、IYA PrCBのサポートもあり試験官申請の件について相談。すると新たなスタッフという方がすぐに対応してくださり、ものの5分で今年5月の履歴からこちらの応募を発見することができました。

ただそこで言われたのが「書類の不備があったので、前任者が放置していた。なぜ前任者が放置したままだったかは私にも分からない。」とのことでした。実はこれインドのあるあるです、この程度ではもう驚きません。

しかしその“書類の不備”というのが少し厄介で、これから新たに揃える必要がありました。しかもその期限について「明後日からディーワリーの休暇に入るから、明日までに提出して。そうじゃないと半年か、1年後になるよ。」とのこと。担当者、受付の方、IYA PrCBスタッフなど計6名に囲まれて明日までに出せと詰め寄られます。

ここからすぐに必要書類を揃えるために関係者や先輩へ連絡。この日はここまででYCBを後にしましたが、有難いことに諸先輩方のサポートにより書類を翌日早朝までに揃え、翌午後までには再提出及びYCBスタッフとの確認に漕ぎ着けることができました。全然進展しない、または急に訪れる展開はインド的なリズムでもあるのですが、今だに想定をやや上回ることがあります。

このYCBオフィス訪問日は、同時にアンキタさんが産休に入る最終日で、夕方にはIYA PrCBのCEOであるDr.ミシュラ氏のお宅に集まるとのことでそちらへも急遽参加させていただきました。気づけばイベント盛り沢山の一日を過ごすこととなりました。

とりあえず応募申請は完了しましたが、YCB試験官申請をクリアしたプネー大学時代の同級生に後日再会した際に聞いたところ、その子は試験官証明証の発行までに全部で1年半かかったとのこと。

ここからオンライン研修、そして正式な試験官証明証が発行されるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。さて、ここからどんな経過をとって行くのか、またレポートしていきたいと思います。

毎日が奮闘です。本日もありがとうございました。

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