タイ伝統医療と現代医療が統合したアバイブーベ病院(Chaophraya Abhaibhubejhr Hospital)訪問

タイの街歩き

はじめに

今日はタイ伝統医療と現代医療が統合されたアバイブーベ病院(Chaophraya Abhaibhubejhr Hospital)に訪問した時の様子をレポートしていきたいと思います。そもそも私がアバイブーベ病院について知ったのは最近で、ヨーガでお世話になっている先生方と一緒にタイハーブのサプリメントやシャンプーなどが売っているコーナーを見ていた際に「タイのハーブのトップブランドと言えばアバイブーベだよ。」と教えて頂いてからです。その時はマンゴスチンの洗顔を購入。その後もチェンラーイで風邪気味になった時に、タイの友人の勧めによりアバイブーベブランドのハーブ薬にお世話になったことでさらに距離が近づきました。

解熱用となっています。
1回2-4カプセル内服するように指示が記載されていました。

このFA TA LAI JONE(ファータラーイジョーン):和名センシンレン(穿心蓮)というハーブは新型コロナウイルスの軽度の症状に対する治療薬としてタイ保健省からも承認されています。様々なブランドから発売されており、こちらのアバイブーベブランドのものもドラックストアはもちろんセブンイレブンでも購入することができます。

アバイブーベ病院(Chaophraya Abhaibhubejhr Hospital)の場所と行き方

アバイブーベ病院(Chaophraya Abhaibhubejhr Hospital)はバンコク中心部からやや離れた場所にあります。車では約2時間程度、バスやツアーでの行き方もあるようですが、今回はタイ国鉄(SRT)を使用することにしました。タイ国鉄ではバンコク(クルンテープ)駅からアバイブーベ病院の最寄り駅であるプラチンブリー駅(Prachin Buri)まで片道約2時間50分ほどかかります。ちょっとした小旅行です。

タイ国鉄を使用するのは初めてだったので、前日バンコク(クルンテープ)駅近くのトライミット寺院に行った際に駅の場所と時刻を確認しにいきました。窓口では時刻表をもらうことができました。朝の出発時間は5:55発か8:00発となります。私は一か八かでタイマッサージの施術を受けたかったので朝イチに到着できる5:55発で行くことにしました。

当日はまだ暗いうちにバンコク駅(クルンテープ)に到着です。駅まではGrabtaxiを使用しました。

正面左側から駅構内に入っていきます
チケット売り場への入り口

チケットカウンターにてチケットを購入します。バンコク駅(クルンテープ)5:55発→プラチンブリー駅8:45着、片道26バーツです。タイ国鉄は格安です。

チケットカウンター
前日もらった時刻表と当日購入したチケット

さて停車している車内に乗り込み座席を確保、2時間50分の電車旅がスタートです。私は事前にセブンイレブンで朝食を購入していましたが、車内でも売り子の方がお弁当やフルーツなどを販売しています。基本タイ語のようですがジェスチャーで値段を伝えている姿が見られました。

構内に木が植えられています
座席はこんな感じです
電車から日の出を拝みます

プラチンブリー駅にはほぼ定刻に到着。電車を降りると駅前すぐにトゥクトゥク乗り場があります。

デザインが可愛らしい電車でした

トゥクトゥク乗り場にあるボードには行き先と値段らしきものが書かれています。「アバイブーベ・ホスピタル」と伝えると60バーツとのこと。プラチンブリー駅からはトゥクトゥクで10分程度で、9時過ぎにはアバイブーベ病院に到着することができました。

片道60バーツ
大きな目印があります
正面は一般外来と病棟です

アバイブーベ病院について

アバイブーベ病院は1941年にタイ国王家チャオプラヤ・アバイブーベ氏によりプラチンブリー病院として創立され、1966年にチャオプラヤ・アバイブーベ病院(Chaophraya Abhaibhubejhr Hospital)に改名。タイの伝統的なハーブ療法やタイマッサージなどの技術の保全と現代的応用のための研究、製品開発、セラピー、教育活動を行っており、特にアバイブーベブランドの製品はタイ全土で広く普及しています。

現在アバイブーベ病院は、様々な専門サービスを提供する中央病院となっています。一般病院としての外来及び入院病棟があります。更にタイの伝統/補完代替医療を現代医療と統合したホリスティックな医療を提供する医療機関として有名です。同じ敷地内にあるTTM(Thai Traditional Medicine)の独立した病院は2016年6月24日にオープンしたとのこと。タイマッサージが受けられる施設はこのTTMの病院の中にありました。

タイ伝統医療としてのタイマッサージ

アバイブーベ病院到着直後には何はともあれタイマッサージが受けられる施設の捜索を開始です。タイ語が話せない私にとっては、電話予約をする勇気がなかったので一か八かの朝イチ直接訪問でトライすることにしていました。あれこれ人に尋ねながらTTMの病院の2階にタイマッサージ室を発見。

このエレベーターが目印です
タイマッサージの受付は2階にあります

受付に行き「予約はしてないですがタイマッサージを受けたい」と伝えると当日の予約状況を確認し施術が受けられることになりました。1時間か2時間か選べるとのことでせっかくなので2時間を選択。まずは血圧と体重を測定します。

受付には血圧測定器、体重計などがあります

その後は問診室に移動し医師との問診があります。「痛みはあるか?何か気になる症状は?今までタイマッサージを受けたことはあるか?施術は強めがいい?弱めがいい?」など様々な質問に答えます。

問診後料金は前払いです
番号に沿って受付が進んでいきます

その後は再び待合室に戻り待っているとセラピストが迎えに来てくれました。専用のトイレでマッサージ用の服に着替えます。着替えるとトイレ正面の椅子に座るよう指示があり、おしぼりタオルを渡されるので、自分で足を拭きます。その後広々とした施術室に通されタイマッサージが始まります。朝イチの時間でしたが、施術室の半分は既に埋まっていました。

ネットで写真を見た時には床にマットレスが敷いてある様子でしたが、現在はベッドになっていました。セラピストはややクールな感じでしたが技術が高く、安心して施術を受けることができました。2時間コースで仰向け、側臥位、うつ伏せと体位を変えながら全身のストレッチと指圧を行います。後半はハーバルボールも使用してくれました。最後に頭と顔周り、座位でのストレッチを行い完了です。全身がスッキリ軽く感じました。

ハーブティーも用意してくれており、美味しく頂きました。タイマッサージの他にも、オイルマッサージ、フットマッサージ、ハーバルボール、ハーバルサウナ、鍼灸などもあるようです。今回は念願のタイマッサージの施術が受けられ大満足です。

施術後のハーブティータイムです
エレベーターに様々な情報が載っています

アバイブーベ病院の施設

されここからは敷地内の探索です。一般病院としての外来と病棟もありますので、多くの患者さんが来院されています。病院内は車椅子やストレッチャーも行き来していますので、一般の患者さんの邪魔にならないよう注意する必要がありました。入院患者さん用の日用品を販売する場所や、院内食堂(2箇所)、野菜の販売所、コンビニもありました。

ストアが入り口近くにあります
入院患者さん用の日用品売り場
野菜や果物が売っています
どれも新鮮で美味しそうでした

タイ伝統医療の博物館

一般病院横には印象的な黄色の建物があります。こちらはアバイブーベ製品のロゴにもなっている有名な建物です。1909年に建設され建設当時は病棟として使用されていたとのこと。現在はタイ伝統医学の博物館となっており、歴史や古い医療器具、伝統的なハーブや医薬品のコレクションが展示されています。またハーブの調剤薬局もありました。

ブランドロゴにもなっている博物館の建物
敷地内マップ
奥がハーブの調剤薬局になっています
戸棚の中にはハーブ薬の見本が入っています

左の写真の小瓶は吸入薬で「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」と書かれていました。値段は各40バーツです。ピッタはラベンダーでリラックス効果、カファはリフレッシュ効果とのことで、今回はこちらとハーブティーを購入してみました。

吸入薬色々です
ハーブティーなども種類が豊富

またマリファナ系の商品(マッサージオイル、塗布薬、吸入薬など)もあり、主に痛みのコントロールや安眠目的で販売しているとのことです。タイの街中では娯楽目的での販売店が多いですが、こちらは医療目的で販売されているという印象を受けました。さらにはタイハーブのジュース(20バーツ)もあり、目に良いというバターピーとマリーゴールドのジュースを購入。ハーブの香りがほのかに香る美味しいジュースでした。

鎮痛剤や安眠効果のある医療用のマリファナ製品
自家製ハーブジュース

スパ施設

一般病院を挟んで反対側には薄い緑色の建物のスパ施設があります。カフェも併設されていました。

高級感のあるスパ施設
当日受付も出来るようです
カフェコーナー
生薬が漬けられています

そしてこの建物内にタイハーブを使用したレストランがあるとのことで、今回はこれも目的の一つでした。スパの入り口からはレストランが確認できず半信半疑で「レストランはありますか?」と聞くと、フレンドリーに館内にあるレストランへ案内してくれました。

レストランのメニューは基本タイ語でしたがGoogle翻訳でみると医食同源についての解説がされていました。一品ものの他にもお一人用にBentoメニューもあるとのこと。一品ものもとても気になりましたが、今回はお勧めのBentoを注文、Bentoといっても中身は注文後に調理してくれた作りたてのものが提供されます。スープもついて150バーツとこの環境で価格も良心的に思えました。タイでは肉魚が中心のメニューが多い中、久しぶりにたっぷりの野菜やきのこを食べることができ大満足です。友人と来た際にはぜひ一品もののシェアで色々と試してみたいと思います。

医食同源について
お野菜たっぷりBentoのFセットです

ハーブを使ったスムージーやハーブティーもありましたが、今日は満腹だったのでこちらもまた次回のおたのしみとすることにしました。

ショップ

一般病院の中に、アバイブーベ製品を販売するショップがありました。有効期限が近い商品は30%から半額割引になっていました。有効期限が近いといっても1年程は使えるものが割引されています。せっかくなので割引商品からいくつか購入。

外国人ビジターも来ていました
期限が迫ったものは割引されています

プラチンブリーにある国立博物館

病院を大満喫した後もまだ時間に余裕があったので、今回は病院から2km程の場所にあるNational Museumを訪問。非常に綺麗な建物です。口コミを見ると以前は入場料がかかったようでしたが、現在は入場無料となっていました。入り口にあるロッカーに荷物を預け、ミュージアム内に入ると入り口からすぐのシアターに案内されました。シアターでは簡単なタイの歴史とミュージアムの紹介があり、そこから展示を回れるようになっていました。写真も撮ることができます。時代別に分かりやすく展示がしてあり、興味深く閲覧することができました。

基本情報

施設名:プラチンブリー国立博物館(Prachinburi National Museum)

Prachinburi Museum公式サイト:http://www.virtualmuseum.finearts.go.th/prachinburi/index.php/en/

開放時間:09.00-16.00(月曜、火曜、祝日は休館)

入館料:無料

公式サイト:http://www.virtualmuseum.finearts.go.th/prachinburi/index.php/en/

場所:プラチンブリー国立博物館Googlemap

最後に

ミュージアムの後は駅に戻りバンコク行きのチケットを購入。昨日駅で入手した時刻表には15:15発とありましたが、駅の窓口ではその時刻の電車はなく16:40発とのこと。1時間以上待つとことなりましたが、駅で携帯の充電が出来るようになっており充電利用や近くの寺院まで散歩をしていたら時間も過ぎ発車時刻に。帰りは予定時刻より10分以上遅れて電車が到着。終点のバンコク到着予定時刻は19:40の3時間の旅が始まります。帰りの電車は全体的に少し遅れて20時頃に到着、周囲も真っ暗です。SRTバンコク駅の真横にある駅からMRTに乗り換え21時頃にコンドミニアムまで到着です。

看板が可愛いです
ハーブジュースを飲みながら電車を待ちます
帰りは夕日を拝みます

バンコクからの小旅行、丸1日掛かりますがタイ伝統医療と現代医療が統合された最新の医療現場を見ることができました。また機会があればぜひ訪問してみたいと思います。本日もありがとうございました。

基本情報

施設名:アバイブーベ病院(Chaophraya Abhaibhubejhr Hospital)博物館

タイ国政府観光庁サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/abhaibhubejhr-day-spa/(デイスパ施設)

Chaophraya Abhaibhubejhr Hospital公式web:https://www.cpa.go.th

開放時間:8:30-16:00(博物館)

入館料:無料

場所:アバイブーベ病院(Chaophraya Abhaibhubejhr Hospital)博物館Googlemap

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