ラオスからベトナムへの長距離バスの旅【2024年1月】

ラオスの街歩き

はじめに

ラオスルアンパバーンからベトナムハノイまでの長距離バスを利用しました。最近近隣のタイやタイ-ラオス間でも長距離バスも利用していたのですが、今回のラオス-ベトナム間は時間や設備含め、私にとっては今までの人生で一番大変なバス旅だったように思います。そんな大変な状況こそ、ヨーガ実習の出番でもあります。そこで最後に長距離バスで役立ったヨーガ実習についても紹介していきたいと思います。ただ終わってしまえば良き思い出でもあります。今回はそんなちょっとスリリングなバス旅の様子をご紹介できればと思います。

チケットの購入

今回はバスチケットは宿泊先で購入しました。ラオスルアンパバーンからベトナムハノイまで、宿からバスステーションまでの送迎込みで850,000kip(約6,000円)でした。他の街中の旅行代理店では900,000kip(約6,400円)と言われたのでこの価格帯が相場かと思います。クレジットカードも対応しているところが多く便利です。ただカード支払いだと3%が加算されます。

もしくは駅で直接予約もできますが現金やラオスのQRコード決済(One Pay かTrust Payがカウンターに表示してありました)が必要になります。現金を持っている方はここで購入するのが1番安い方法と思いますが、実際の値段ややり取りについて今回は不明です。。

ただ宿泊先や旅行代理店利用の場合でもオンラインチケットサイト12GOで予約するより安かったです。ただ外国人旅行者へは12GOを推奨しているのか窓口にも12GOのステッカーが貼ってありました。

ちなみに予算に余裕があればもちろん飛行機を利用することができます。ただこの時期はベトナムの新年に重なり飛行機の値段が2-4倍になっていたので、金額の変わらないバスを選択しました。

ゲストハウスからバスターミナルへ

予約時には領収書以外のチケットはなく、頼んだら手書きで書いてくれました、笑。

当日16時に宿に迎えのトゥクトゥクが来るとだけ告げられます。当日16時前にはスタンバイしてましたが、到着は結局17時前でした。他の方は既に乗車していたので、私が最後だったようです。ただ宿のオーナーもとても親切でドライバーさんへの連絡もこまめにしてくれていたので、安心して到着を待つことができました。

中心地にある宿泊先から国際バスターミナルには10分ほどで到着しました。停まっているバスは少なく、閑散とした雰囲気です。小さな売店と、サービストイレ(2,000kip)があります。

他の利用客の方と一緒に受付でパスポートを見せ、手書きのチケットをもらいます。トゥクトゥクのドライバーさんが全員分のチケット代を現金で支払ってくれていました。

バスターミナルにある椅子に座り、バスを待ちます。売店でスナックとジュースを買いましたが、街中の2倍くらいの値段がしました。ぜひ事前に街中で購入しておかれることをお勧めします。

バスへ乗車

さて、いざバス乗車です。この時はまだ壮絶なバス体験が待っているとは気付いていませんでした。長距離バスはタイで何度か経験していたのですが、ここはラオスということを忘れていたようです。

バスが来るとともに、入り口に現地の方と旅行者が一気に集まります。乗車の際には、靴を脱いで渡された袋に入れます。席の指定がなく、案内があるようで待っていると、バス最後尾にある暗い小部屋のようなスペースを指差されます。外国人旅行者は基本全員がそこに入るようでした。

ただ欧米の若者男女、お酒、香水、タバコなどの匂いが漂うスペースの鮨詰め状態はさすがに厳しく、スタッフへ懇願し他の席を求めて引き返します。ただ席はほとんどなく、かろうじて見つけた席に乗り込むと、中国人らしき男性が「ここは俺のだ!」(中国語でしたが雰囲気的に)と叫びながら、バシバシと叩き、掴みかかってきます。しかしこちらも既に行き場なし。見かねたスタッフが他にも席を見つけてくれて、九死に一生を得たような心地でした。その後中国人の方とも無事に和解できました。

さて、いざ出発です。出だしから色々ありましたので、まずは愉しかったルアンパバーンの思い出に想いを馳せながら、心を落ち着かせます。そしてヨーガ・ニドラーや漸進的筋弛緩法でまずは緊張をとって、リラックス状態で旅に向かいます。

走行中 夜中の大幅な遅れ

出発後は夕食などの時間はなく、ひたすら走り続けます。バスにはトイレもなく、トイレ休憩でもトイレはなく、山道の暗闇の路上でとなります。凄いところに来てしまったという感じですが、流れに従うしかありません。

道については、山を越えるので蛇行した山道を進んでいきます。「酔い止めを飲んでおいた」というブログを数件読んでましたので、このことかという感じでした。幸い私は車酔いは大丈夫なのですが、苦手な方は準備が必要かと思います。

またなんと朝にスマホの地図で場所を確認すると、まだルアンパバーンの近くにいます。ハノイまでの距離の1/8くらいに見えます。素人でも、これは時間通りには到着しないことがわかりました。夜中に様々な事があったようで(詳細いまいち分からず)、朝8時頃には国境の検問所に着いているはずが、既に午後になりそうな模様でした。ちなみに、トイレのこともあり水分を控えめにしていましたが、乗車時間も長くなり血栓予防は欠かせません。横になりながらも足の指先、足首などの関節運動をこまめに行いました。

人数も定員オーバーからの重量オーバーになっているようで、道が悪いところではタイヤがはまり動けなくなることも。その場合は乗客ががバスを降りて、バスの重量を軽くして乗り切りました。

もうこちらはバスの先頭に置いてある仏像にただただ祈るのみです。ただハノイや、ラオスの方は全然平気そうなので、これが平常運転なのだなと思うと気が楽になりました。

食事

食事のための休憩は基本的に1回のみでした。ローカルな食堂でしたがメニューは1種類で、大きなお肉の乗ったヌードルスープでした。私はこちらはパスして近くの売店でパンと豆乳を購入しました。またこの食堂にはトイレが1つしかなく、外国人組は先にトイレに殺到し並んでいると、既に時間切れで食べる時間はほぼありませんでした。またこの休憩は歯磨きができる唯一のタイミングでもあり、道路で歯磨きが可能でした。歯磨きにより、心もスッキリリフレッシュです。

検問所

予定より7時間遅れの午後3時頃にようやくラオスとベトナム国境のチェックポイントへ着きました。

ラオス出国ではパスポートの提出、撮影のみです。ゲートを通過すると、そのまま徒歩でベトナム側のチェックポイントまで移動します。ベトナム側でもパスポートを提出し、簡単な質問のみでスタンプを押していただきました。今は日本人はアライバルで45日間のビザをもらうことができます。(2024年1月現在) またラオス出国、ベトナム入国ともに支払いはありませんでした。(ベトナム国籍の方は支払いがあり、こちらにも50,000Kipを用意するようにと言われましたが結局支払いはありませんでした。)

ラオス側の検問
橋を渡ります
ベトナム側の検問へ

そこから少しトイレに行ったり、屋台のバインミー を食べながら休憩する時間がありました。バインミーはこの立地でも20,000kipと安く、地元の方も絶賛の味でした。周囲の人と労い合いながら、温かい食事で心も体もあたたまり、ほっとできる時間となりました。

20,000kipと値段も安く、美味しいバインミー

しかしそんな時間も束の間。そこからバスに積んでいる全ての荷物を降ろし、ベルトコンベアーに乗せてのチェックにかけます。バスの上に積んである荷物も全部チェックするので多大な時間がかかります。またこの検査の間は初めて経験するような異様な緊張感も漂っていました。全部が終わったのは午後5時過ぎ、パスポートと荷物のチェックで2時間以上かかりました。Googleマップをみると、ここからまだ9時間かかります。

ストレッチをして体を整え、カパーラバーティで肺の換気、まだまだ続くバス旅へ準備をします。

ようやく荷物チェックが終わり再度詰め込みです

再びバスへ乗車と乗り換え

さて気を取り直して、全員揃って再度同じバスに乗り込み出発です。山道を過ぎて、街中に入って来たので走行もスムーズです。

みな疲れてきています

さて、とうに到着予定時間の20時は過ぎ、さらに進んだ深夜23時頃、急に「ハノイ、ハノイ!」と呼ばれます。ここで行き先別にバスを変わる必要があるようで、ハノイ組はバスを乗り換えます。

乗り換え後のバスは新しく、キレイだったのですが、1.5人分くらいの寝台スペースに2人ずつ詰め込まれます。隣の人と密着状態ですが、睡魔が勝ちお互いにすぐ熟睡でした。

乗車から34時間後の到着

さてそのまま熟睡していると「ハノイ!ハノイ!」と呼ばれて目が覚めました。バスの窓から外を見るとそこにはバスステーションの電光掲示板が見えました。なんとも感動です。全員で無事ハノイに到着することができました。

ここからはプネー大学時代の寮仲間であるシスターに迎えに来てもらいタクシーで移動です。バス停で2時間ほど待ちましたが、この時の2時間はもう体感2分くらいです、笑 シスターに会えて、疲れも吹っ飛び、良きバス旅のようにも思えてきました。

寮ではお隣さんで年齢は1つ違いですが、お誕生日が一緒でぐんと距離が縮まりました

長距離バス旅で車内に持ち込んでおくと良いと思うもの

リラックスできる格好、十分な上着、歯磨きセット、化粧は乗車前に落としておくと良いと思います、日焼け止め、食べ物や飲み物、お金 (現金で最低200,000kip(1,500円)くらいはあると食事や売店で利用するのに安心だと思います)、モバイルバッテリー、ウェットティッシュ、ティッシュ、アルコール消毒、マスク、各種ヨーガ実習など。

今回のように乗車時間が長くなると食事や必要なお金も多くなりますので、その分も視野に入れておくと安心かと思います。

バス旅で役立ったヨーガ実習

  • こまめな関節運動:全身の血流促進、血栓予防(今回はトイレがなく、水分摂取を控えめにしていましたので、特に血流には配慮が必要)
  • 外での休憩中のストレッチやカパーラバーティ(空気の良い場所で、立位でもできます)で、肺の中を換気。
  • ヨーガ・ニドラーや漸進的筋弛緩法(動かなくてもできる実習):体も心もリラックス状態を保つ。
  • イーシュヴァラ・プラニダーナ:流れに身を任せ、状況に沿っていく。
  • チッタ・プラサーダナの簡易版 (心の清澄化):心が挫けそうになったら、好きなもの、愉しかった思い出、美しい景色などを心に浮かべてそこに想いを馳せる。

おわりに

壮絶なバス旅となりましたが、終わってしまえば良き思い出です。ただぜひ座席は何があっても一人席や二人席の確保を推奨します。それがあるかないかで、その後の26時間が決まります。私のような日本人や韓国人はちゃっかり座席を確保できていました。長距離バスを利用される方はぜひ準備を整えて臨まれてくだい。上記のヨーガ実習もバス旅での心身管理を助けてくれました。

さて旧正月の新年に向けて準備真っ盛りのハノイは思った以上に寒く、湿度が高いです。湿度90%、洗濯物が乾かないので最後は生乾きで着ることで体温で乾かします、笑。ヨーガとともに、ここからのハノイ滞在をまたレポートしていきたいと思います。

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